Q1 最近夫が元気がなく心配です。男性にも更年期障害があるのでしょうか?
治療はどのようにおこないますか?
Q2 大腸がんの早期発見のメリットを教えてください
Q3 市町村の検診制度を利用して大腸がん検診をうけたいのですが、手続きや検査方法を教えてください。
Q4 女性の大腸がんが増えていると聞きました。どういうことに気を付けたらいいでしょう。
Q5 先日、糖尿病教育入院という言葉を聞きました。詳しく知りたいのですが。
Q6 最近「性差医療」という言葉をよく聞きますが・・・。
Q7 漢方薬はどんな病気の時に用いられますか。また効果はどうでしょうか。
Q8 最近「女性外来」という言葉をよく耳にしますが、「男性外来」というのはあるのでしょうか?
Q9 近頃、下痢や便秘をすることが多くなりました。お腹が張ったり、吐き気や食欲不振もあります。腸が悪いのでしょうか?
Q10 「女性外来」とは、どういった外来ですか?
 

A1 
最近夫が元気がなく心配です。男性にも更年期障害があるのでしょうか?
治療はどのようにおこないますか?


男性の更年期障害も広く知られるようになりましたが、その診断や治療は医学の世界でも新しい領域です。男性更年期障害は、複数の要因が複雑に絡み合って起こり、加齢による身体の変化や、若い人はストレスが原因となります。
症状としては、ほてり、のぼせ、めまい、疲労感、「何となくやる気が出ない」といった精神症状やEDの症状等です。
治療はホルモン補充療法や漢方療法、坑うつ薬、坑不安薬、ED治療薬など、患者様それぞれにあわせ治療を組み合わせ、生活の質を改善していきます。
一度、男性外来を行っている医療機関に相談されるとよいでしょう。


A2 
大腸がんの早期発見のメリットを教えてください

どのようながんでも早期発見は大変重要ですが、特に大腸ポリープや大腸がんは早期に発見すれば、開腹手術などを行わずに、内視鏡的に治療を行うことが可能となります。
内視鏡的治療ができれば体への負担、要する時間、費用などの点からも大きなメリットとなります。
関心などでよく行われる便潜血反応検査が陰性の結果でも、病変がないとは限りません。
大腸ポリープ、早期大腸がんの発見のためには定期的に大腸内視鏡検査を行い、精密検査を行うことが必要です。


A3 
市町村の検診制度を利用して大腸がん検診をうけたいのですが、手続きや検査方法を教えてください。


市町村でことなりますが、高知市では5月より医療機関個別方式の大腸がん検診が始まっています。
高知市に住所のある40歳以上の肩が対象で、予約も不要で無料で受けられます。
かかりつけの医療機関に大腸がん検診を行っているか確認の上、受診してください。
検査方法は便の潜血反応の検査キットを2回分に分け受け取り、後日提出するというもので、とても簡単です。
検査結果に異常があった場合は、精密検査が必要ですから、専門の医療機関で大腸内視鏡検査を受けることになります。
また腹部症状や便通以上などを感じる場合は、便潜血検査を受けるまでもなく、大腸内視鏡検査を受けるようにしてください。

A4
女性の大腸がんが増えていると聞きました。どういうことに気を付けたらいいでしょう。

2004年の統計では、女性のがん死亡原因の1位は大腸がんで2020年までの予測では、男女合わせた日本人のがん患者の1位はやはり大腸がんとなっています。がんのリスクが高まるといわれています。
大腸がんの増加の原因には、食生活の欧米化も考えられており、高脂肪食や高蛋白食を控え、野菜や果物を多く摂取することは重要です。
また、早期発見、早期治療が何より大切です。
大腸内視鏡検査を受けて、精密に検査することで、早期に発見することができ、それに伴い、死亡率を定価させることが可能となります。


A5 
先日、糖尿病教育入院という言葉を聞きました。詳しく知りたいのですが。


糖尿病教育入院は、糖尿病について、放っておくとどうなるか、自分の症状はどの程度で治療目標はどこにおけばよいのかなど患者様に糖尿病について理解を深めていただくための入院です。
患者様が長期に渡り、糖尿病と付き合っていくための動機づけとし重要なものと考え、医師・栄養士・看護士・臨床検査技師がチームを組んで指導にあたります。
年齢や重症度にかかわらず、特にはじめて糖尿病と診断された方や、どんな病気がよく理解していないまま、治療を受けている方などにぜひお勧めします。
最近では2泊3日のコースなどもあり、医療機関に相談されるとよいでしょう。

A6 
最近「性差医療」という言葉をよく聞きますが・・・。


近年、性差医療が注目されています。
男性tp女性では、同じ疾患でも症状や治療の方法が異なる場合もあることが分かってきたのです。
女性の更年期障害がよく知られていますが、男性にも更年期障害は起こります。
また、一定の年齢を過ぎると、高脂血症、糖尿病、メタボリックシンドロームに関係する疾患も増えますが、それらにも男性と女性で違いが見られます。
今後は性差うぃ意識した医療が重要と考えられ、総合的に診断、治療を行うことが大切です。

A7 
漢方薬はどんな病気の時に用いられますか。また効果はどうでしょうか。


漢方薬は静養医学で効果の得られない場合、非常に有効に働くことがあります。
例えば、胃内視鏡検査で異常ないのに胃のもたれや胃痛などの症状が続く「上部消化管症状(NUD)」に対し、六君子湯などの官報で症状を改善することがよくあります。
また西洋医学的には病気ととられない「冷え」」「倦怠感」「むくみ」なども漢方薬が得意とする症状です。臓器別の治療を行い西洋医学と異なり、体全体をとらえた治療を行う漢方では体の調子を良くしていくことをも可能ですし、西洋医学と漢方各々の利点を生かした治療を同時に受けることもできます。

A8 
最近「女性外来」という言葉をよく耳にしますが、「男性外来」というのはあるのでしょうか?


女性外来はここ数年、日本全国に広がりを見せていますが、最近、男性外来も開設されるようになりました。
男性外来では、男性更年期障害や加齢男性性腺機能低下症候群の治療、うつ状態、EDの診療、男性型脱色症、メタボリックシンドロームの診療などが行われています。
男性の加齢に伴うホルモンの低下やゆるやかで、女性ほど更年期が典型的ではありません。
しかし、男性も社会的ストレス等で体や心の不調があらわれてきます。いずれにしても早めの受診・治療で改善が期待できます。
男性と女性といった性差に基づいた医療(性差医療)の発展が期待されます。

A9 
近頃、下痢や便秘をすることが多くなりました。お腹が張ったり、吐き気や食欲不振もあります。腸が悪いのでしょうか?


内視鏡検査などを行い異常がなければ、胃腸に病気はないのに便通異常が起こる、過敏症腸症候群かもしれません。ストレスによって自律神経のバランスが崩れて発症し、 腹痛の後、粘液性の下痢便やコロコロした便が出たりします。睡眠不足を避け、バランスのよい食事をとり、休日は気分をリフレッシュすることを心がけてください。 精神面が大きく影響する病気ですから、医師とのコミニュケーションも十分にとり、信頼して治療に取り組むことが大切です。
最近は新しい腸運動調整薬も増え、治療効果が高くなっています。単に便秘、下痢だからと放置しておくと、大腸がん、大腸ポリーブ、潰瘍(かいよう)性大腸炎など 深刻な病気が潜んでいることもあります。
きちんと内視鏡検査などを受けることが重要です。

A10 
「女性外来」とは、どういった外来ですか?


基本的に女性医師が時間をかけて話を聞き、診療を行う外来です。
施設により、乳腺、肛門科など専門医による専門外来と、幅広い症状に対応し、診察の結果、必要があれば専門科へ紹介する女性外来があります。 時間をかけて話を聞くことで、症状の背景となっていることが分かり、治療の糸口につながることもあります。
また、漢方診療も行う女性外来もあって一心身一如(心と身体は一体のもの)といった考えに基づき、体の不調へアプローチしていく場合もあります。
「自律神経」や「うつ」かもしれないけど、専門医を受診しにくい、痔や便秘など病院にかかりにくい、といった方も一度、女性外来を訪ねてみてはいかがでしょうか。

   
Copyright2001-2010Kochi ichou Hospital
All Rights Reserved